長い間スロットを打っていると、通っていたパチ屋が潰れる経験をすることもそれほど珍しいことではない。特に最近はコロナ禍の影響や5号機から6号機への移行などで資金繰りが苦しくなり閉店するホールも増えているが、今回はパチンコ店が潰れる時の前兆期待度(危険度)を★1~5で評価してみた。なお、過去の経験から個人的に★1は様子見、★2~3は打つのを控え情報収集、★4以上は貯玉を全下ろしを推奨する。
たとえ足繁く通っていたパチ屋が潰れたとしても我々にとっては大して困ることはないのだが、そのホールに貯玉をしていれば話は別である。貯玉していた店が気付かない内に潰れてしまうと大きな被害を被るので、以下に紹介する事例を参考にしてもらいたい。
客が減った ★☆☆☆☆
近隣にライバル店ができた、設定状況が悪くなったなど、客が減る要因自体が様々なのでそれほど神経質になる必要もないだろう。ただし、後述の条件と複合したり、長期間ガラガラな状況が続くと要注意だ。あと、可能性としては低いが閉店するという情報が外部に漏れて客足が遠のいている可能性もある。
以前より出さなくなった ★★☆☆☆
これはパッと見ただけでは分からないが、今まで強かったイベント日の出玉が明らかに弱くなったり、常連の付いているジャグラーや海物語のベースが辛くなったなどが挙げられる。特に後者は客から絞るだけ絞ってから閉店しようという強い意志が感じられるので、打つことは控えて見に回ろう。
頻繁に通っていない店だと体感し難いかもしれないが、データサイト等で過去との差玉比較をすれば比較的簡単に見抜くことができるのでオススメだ。
従業員が減った ★★★☆☆
どの業界でもコストの上位を占めるのが人件費。コスト削減のために従業員を解雇して人件費を削減するのだが、優先順位の低い順にカットしている所が多いと思う。これは実際に潰れたホールの例だが、まずはコーヒーレディが消え、次に駐車場の警備員やホールの清掃員を見かけなくなり、最後にホールスタッフの数が明らかに減りだした。
ホールスタッフが減るということは、少なくなった人数でもホールを監視できる=客が減ったとも捉えることができる。そして、最終段階になると普段は事務所に籠っている白服の役職者が、アルバイトのしていたホール巡回をするようになる。こうなるともう末期なので要注意だ。
新台の入替えの頻度が下がった ★★★★☆
パチンコ屋は定期的に新台入替えをして集客するのだが、体力のないホールは単純に新台を導入することができない。パチンコ屋にとって新台入替えは集客にも繋がるが、1台数十万円もする台を何台も購入するので費用の回収だけでもそれなりの時間がかかってしまう。閉店することが決まっているホールが積極的に新台入替えをするかと言うと、答えはNOである。
では新台は入れられないが集客はしたいホールは何をするのか? 旬の過ぎた中古台を新台として導入し告知を行って集客するのだ。皆さんにも『何故この台が今更新台入替えで導入されるんだ?』という経験があると思う。いずれにせよ、一過性ではなく長期間にわたり最新台を入れなくなったり、中古台を再導入するホールには注意が必要だ。
高価な台の売却 ★★★★☆
この事例に遭遇することはあまり無いと思うが、中古市場で高値が付いている台をホールから売っぱらって、代替えの台を入れたホールは僕の知っている限りことごとく潰れている。直近の実例を挙げると、6号機の某ピエロが中古市場で1台約200万円だった時にあるホールは20台ほど設置していたその台を全て売却し、中古価格が約1/5の某カエルを購入して入替えを行った。単純計算で3,000万以上の利益を上げたがこのホールは資金繰りが厳しかったのか潰れてしまった。稀な事例ではあるが危険度は高いので覚えておいて損はないだろう。
敷地内での地質調査(ボーリング調査) ★★★★★
駐車場などの敷地内で地質調査(ボーリング調査)を見かけたら、信頼度激高の演出なので要注意してもらいたい。特に今までの条件と複合しているのであれば貯玉の全下ろしを検討しよう。と言うのも、一般的に地質調査をする理由としては①土地を売る、②建築物を建てる、③土地の土壌汚染を調べる等が考えられるのだが、パチンコ屋に限って言えば①の理由が圧倒的に多いからだ。土地を売る予定があると言うことは、店が閉店することは確定していると言っているようなものだ。
なお、土地の売主に地質調査の義務はなく、あくまでも売りたい土地にリスクがないことを買主に知ってもらうため(土地を高く売るため)に実施するのであって、潰れることが確定しているホール全てが地質調査をするわけではないので誤解がないように注意していただきたい。
まとめ
潰れるホールというのは、集客が上手く行かずに資金繰りが苦しい=客への還元も少ないとなる場合が多い。すなわち、閉店しなくても勝ち難いホールとなるので今回紹介したような事例が複数個当てはまるようであれば、通うのをヤメ、貯玉を換金することをお勧めする。今回の記事をホール選びの参考にしていただければ幸いだ。
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